ビットコイン96500ドル台で推移、大口主導の反発続く 米関税判決には警戒感

01-15 , 11:31 シェア

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+1.33%の1BTC=96,544ドルで推移している。

BTC/USD日足

直近の調整局面を脱し、90,000ドル台の下値支持を固めたことで反発の勢いを増している。米CPI発表後のリスク回避後退が後押しする中、下値を切り上げており、試す展開が注目される。

10日〜12日にかけて89,000ドル〜92,000ドルの狭いレンジで推移していたが、13日以降は90,000ドル付近でサポートを確認。日足のSMA50が上向きに転じた。

現物市場でクジラ主導の買いが先行

ビットコインは直近、84,400ドルから96,000ドルへと強めの反発を見せた。データ分析企業CryptoQuantのオンチェーン指標によると、この上昇を主導したのはデリバティブ市場ではなく、現物市場での大口投資家による需要だったことが明らかになった。

反発の発端となった米国のベネズエラでの軍事作戦を受けて、地政学的リスクに対する市場の反応が顕著に表れた上昇との見方もある。

90日間現物テイカーCVD(累積出来高デルタ)は、価格が86,000ドル付近に達した時点でプラスに転じており、テイカー買いが優勢になったことを示している。

これは買い圧力が売り圧力を一貫して上回り始めたことを意味し、レバレッジ取引ではなく現物市場で実需が構築され始めた転換点となった。同時期の現物平均注文サイズも大口注文を示しており、クジラ(大口投資家)がこのラリーを主導していることが裏付けられた。

一方、先物出来高バブルマップでは、より小規模なリテール取引の増加が確認されている。個人投資家の活動は高まっているものの、その参加は主にレバレッジを使った先物市場に集中している。この構図は、現物市場でクジラが先行して買いを入れ、その後に個人投資家が先物市場で追随するという、典型的な強気相場のパターンを示している。

コインベース、CLARITY法案への支持撤回

米最大手取引所であるコインベースのブライアン・アームストロングCEOは、上院銀行委員会がCLARITY法案を大幅に書き直したことを受け、同法案への支持を撤回すると表明した。

この動きは規制の不確実性を高め、市場に影響を与える可能性がある。

修正案にはトークン化された株式の実質的な禁止、DeFi(分散型金融)の規制強化によるプライバシー権の侵害、CFTCの権限縮小、ステーブルコインの報酬プログラムへの制限などが含まれており、「現行法よりも後退する内容」だと批判した。

トランプ関税政策に違憲判断リスク

市場の焦点は、トランプ大統領の関税政策の合法性を問う最高裁判所の判決にも集まっている。

市場予測では関税が違憲と判断